『犬の成長は早いっていうけど、人間で言うと何歳なんだろう?』と、犬と一緒に暮らしている人は1度は考えたことがあるのではないでしょうか?
犬は人の5~7倍のスピードで成長し、平均寿命は約15歳と言われています。
ドッグフードの質が向上したことや医療技術が発達したため、犬の平均寿命は近年長くなってきています。
ここでは、犬の年齢を人の年齢に換算した早見表や、誕生からシニア犬までの成長の流れをまとめて紹介しています。
この早見表を参考に犬の一生を把握して、今後のドッグライフに役立てていきましょう。
犬の年齢は人間で言うと何歳?【早見表】
【早見表】犬の年齢を人の年齢に換算した時の年齢表 | |
小・中型犬の年齢 | 人の年齢 |
1ヶ月 | 1歳 |
2ヶ月 | 3歳 |
3ヶ月 | 5歳 |
6ヶ月 | 9歳 |
1歳 | 17歳 |
2歳 | 19歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 |
15歳 | 76歳 |
誕生からシニア犬までの流れ

1歳までは成長が著しい時期なので、子犬期をさらに5つの時期に細かく分けられます。
どのように成長し、育っていくのか把握しておけば、一緒に暮らすうえで注意すべき点・改善点が見えてくることでしょう。
0~1歳
| 子犬期 | 新生児期 (0~2週) | 生まれたての子犬は、目と耳の穴が閉じたままなので、目が見えず音も聞こえない状態です。自分では体温調節ができないので、親犬の保護やケアが必要となってきます。ニオイはわかるので、母親のニオイを頼りに母乳を飲みます。 |
---|---|---|---|
移行期 (2~3週) | 母犬に依存している新生児期から、少しずつ子犬に移っていく時期で、この1週間で最も脳が発達すると言われています。徐々に目が見えるようになるので、動くものに興味を示すようになります。 | ||
社会化期 (3~12週) | 好奇心が最も強くなり、様々な物事に慣れ始める時期です。好奇心旺盛になり犬社会のルールを学んでいく大切な時期なので、親や兄弟から離さない方がいいと言われています。 | ||
少年期 (12週~6か月) | 外に出て家族以外の人や犬などに触れ合い、世界が広がっていく時期です。生活音や環境に慣れてきて、犬の個性が出始めます。 | ||
青年期 (6ヶ月~1歳) | 子犬を卒業していくと同時に、ヤンチャになってくる時期です。遊び方が変わってきたり、人で言う思春期のように反抗的になる子もいます。 | ||
1歳~7歳 | 成犬期 | 身体の成長が終わり精神的にも成熟していく時期で、免疫状態も安定します。大型犬・超大型犬は成長がゆっくりなので、2~3歳で落ち着きが出てきます。定期的に健康診断を実施し、活動的で健康な身体を維持するようにしましょう。 | |
7歳以降 | 老犬期 | 7歳以降、年齢を重ねるたびに徐々に老化がはじまります。フードや医療の発達から、最近では寿命が延びて認知症や介護が必要な犬が増加傾向にあります。目・耳・内臓などに疾患が見つかりやすくなるので、半年に1度くらいのペースで健康診断を受診したり、いつもと違う症状があったら動物病院で診察してもらうようにして下さい。 |
愛犬が長生きする秘訣はある?

愛犬に長生きしてほしいと願うのは、飼い主として当然のことですよね?
一昔前までは、犬は10年生きれば長生きと言われていましたが、現在では平均寿命が約15年とかなり伸びました。
その理由の1つとして、医療の進歩によって様々な病気の治療や予防が可能になったことがあげられます。
しかし、医療ばかりに頼るのではなく、飼い主にも愛犬が長生きするためにできることがあるはずです。
健康状態を毎日チェックしよう
僕が子供の頃は外で犬を飼うのが当たり前の時代でしたが、現代は室内犬が増加しました。
暑さや寒さをしのげる室内の犬の方が病気にかかるリスクが減るのは当然ですよね?
また、室内にいることで家族と一緒に居る時間や触れ合う時間が増えたのも寿命が延びた大きな理由です。
健康状態を毎日チェックしてあげることによって、病気や怪我の早期発見になり、愛犬の長生きに繋がっていきます。
ブラッシングしたり歯磨きしたり、撫でてあげたりするだけでも愛犬の変化に気が付くことができます。
愛犬に長生きしてもらうためにも、室内で遊んだりボディケアをしたり、愛犬とたくさんコミュニケーションをとっていきましょう。
【⇓子犬の頃からボディケアトレーニングをして健康を維持しよう⇓】

ストレスを与えないようにしよう
生活の中のストレスが少ないことも長生きする秘訣の1つです。
犬は会社に出勤するわけでもないし、人間関係で悩んだりもしないので、ストレスがあるとしたら飼い主との暮らしの中だけなのです。
『あれはダメ!これはダメ!』ではなく、叱らずに楽しくしつけやトレーニングを行った方が、飼い主も犬もストレスが溜まることなく幸せに生活できますよね。
犬の人生は人間より遥かに短いです。
犬にとっては生きた時間の長さではなく、飼い主と充実した時間を過ごすことができたかが大事なのではないでしょうか?
ストレスを与えるのではなく、たくさんの愛情を与えていきましょう。
【⇓家の環境を見直すこともストレスを減らす方法です。膝蓋骨脱臼を予防できます⇓】

まとめ
- 犬は人の5~7倍で成長する
- 犬の平均寿命は延びている
- 年齢換算表で成長段階を把握しておこう
- 日々のお手入れを大切にしよう
- 生活の中のストレスを減らそう
犬が子犬(0歳~1歳)・成犬(1歳~7歳)・高齢犬(7歳~)の成長過程に応じて、どのようなケアが必要になってくるのかイメージしておきましょう。
そして、毎日のコミュニケーションや愛情を与えることを大切にし、家族みんなが愛情と責任を持って愛犬と良好な関係を築き上げていきましょう。