犬の豆知識

生後56日未満の犬の販売は禁止!動物愛護法の改正で何が変わるの?

動物愛護法が改正され『生後56日未満の犬猫の販売は禁止』となります。

これによってペット業界はいったい何が変わるのでしょうか?

犬猫を飼う人が増加したのと同時に、飼育放棄される犬猫が増えたのも事実です。

近年では、保護活動を行なっている団体のおかげで殺処分される犬猫の数は減り、新しい家族に譲渡される数は増えてきました。

しかし、まだまだ保護されたり殺処分されている犬猫はいますし、自治体へ引き渡しされる数は年間で約1万5261匹(平成29年度)もいるのが現状です。

我が家にも『元保護犬』の〝ぺこ〟がいるので、今回の動物愛護法の改正案が通過したのは嬉しいことです。

飼育放棄されたり捨てられたりする犬猫が減ることを祈るばかりですね。

ここでは、何を目的に動物愛護法の改正が行われるのか、なぜ生後56日未満の犬猫の販売は禁止なのか考えていきます。

 

以前は『生後49日』以上の取引が容認されていた

『生後56日の犬・猫の販売は禁止』という動物愛護法の改正案が通過する以前までは、1週少ない『生後49日』を経過しない犬の取引が容認されていました。

その理由として、『少しでも幼い犬・猫を飼いたい!』という消費者の要望に応えるために、経過措置として生後49日超が設定されていました。

ペットショップなどで子犬を見ていると、「可愛くて今すぐにでも連れて帰りたい」とか「癒されるからずっと触ってたい」などと思い、ショーケースの前から離れられなくなってしまいますよね。

うっき
うっき
子犬や子猫が可愛すぎて衝動買いで買ってしまう人の気持ちもわかります

しかし、犬・猫の殺処分ゼロを目指している動物愛護団体は、生後49日超の経過措置の解除を強く求めていたそうです。

56日より1週早い49日で販売するということは、1週早く親や兄弟から子犬を引き離すということです。

たった1週早く引き離すだけで、犬や人に慣れるための《犬の社会化》ができない犬が増えてしまいます。

  • 人を噛んだり、人に吠える
  • 他の犬と仲良くできない
  • 身体が弱く病気になりやすい

このような愛犬を飼い主が持てあましてしまい、虐待や遺棄に繋がってしまうのです。

飼い主のわがままで捨てられる命が実際にあるのだから、殺処分をゼロにしたい動物愛護団体の気持ちがわかりますよね。

 

動物愛護法の改正で何が変わる?犬の社会化について

『生後49日超』から『生後56日超』に動物愛護法が改正することによって《犬の社会化》ができる子犬が増えます。

では、動物愛護法の改正で犬や人間にどのような影響があるのでしょうか?

 

母犬に育てられ学ぶ

子犬は母犬の母乳からたくさん栄養をもらって強くたくましい身体に成長していきます。

歯が生え始めた子犬が母乳を飲む時、噛まれてイタイ思いをする母犬は「噛んだらいけません!」と子犬に教えます。

この教えによって自分より大きい犬や人に怒られたら「この辺で噛むのはやめなきゃ怒られる・・・」ということを母犬の教えから学ぶのです。

母犬から習うはずの甘噛みを教わることができずに親から引き離された子犬は、噛み癖がつき甘噛み期に人を思いきり噛んだりするようになってしまいます。

また、早くに乳離れをしてしまうとストレスや免疫力が低下して病気になりやすかったり、飼い主から離れると不安になってしまい【分離不安症】などになってしまうこともあるそうです。

母親という存在は、人間でも犬でも大きなものなのです!!

 

相手に手加減することを覚える

一緒に産まれた兄弟とじゃれたりケンカすることによって、相手に手加減することを覚えます。

犬同士の肌と肌との触れ合いで感受性が豊かになったり、兄弟にもまれることで精神的にも体力的にも強く発達していくのです。

お互いに噛みあったり取っ組み合いをする中で《痛み》や《コミュニケーション》というものを知り、相手に手加減をすることを覚えます。

手加減を覚えないと、甘噛み期や歯の生え変わる時期に人を思いきり噛むようになってしまいます。

ふく
ふく
甘噛み期にはパパさんが出血するくらい噛んじゃった 
うっき
うっき
人嫌い・犬嫌いの〝ふく〟は、あまり母親や兄弟と接することがなかったのかな・・・? 

 

様々な環境に慣れる

ペットショップで展示されている間は、ひとりぼっちで寂しい思いをし、他の犬や人、外の環境に接することができません。

他の犬や人・様々な生活音に慣れておくと、新しい環境にいっても必要以上にこわがったりすることがなくなります。

「それなら1週早い生後49日で販売した方がいいんじゃない?」と思いますよね?

しかし、子犬は生後7~10週といわれている離乳期に母犬から社会性を学び、離乳が不十分な状態で親から引き離すと子犬の不安傾向が高まるとわかっています。

その為、恐怖心から攻撃的に吠えたり噛んだり、様々な環境に慣れることができなかったり問題行動を起こすリスクがたかくなってしまうのです。

このような問題行動に手が付けられず、「描いていた愛犬生活と違う!」とか「思っていたより大変だ」と思った飼い主が愛犬を見捨てるという不幸な状況を招いているのですね。

 

まとめ

この記事を書いている時『我が家の〝ふく〟と〝ぺこ〟はどのくらいのあいだ親と一緒にいれたのかな?』と疑問を感じました。

「本当の親とはほんのわずかな時間しか一緒に居ることができなかったんだろうな・・・」と考えたらなんだか切ない気持ちになってきました。

それと同時に『だったら自分が〝ふく〟と〝ぺこ〟の本当の親のようにならなければいけない』という思いがこみ上げてきました。

このブログのタイトル【わんパパぐらし。】の意味も改めて考えさせられました。

今回の改正案は、

  • 【マイクロチップ装着の義務化】
  • 【動物虐待罪の厳罰化】

も同時に通過しましたが、これによって《飼い主の責任》をより重く感じてもらいたいです。

犬好きの人なら犬を『かわいい』と思うのは当たり前です。

僕も『かわいい』と思って〝ふく〟と〝ぺこ〟を迎え入れました。

でも決して『かわいい』という感情だけの衝動買いはやめて下さい。

ペットショップと保護犬カフェのスタッフに言われたのですが、

『我が子のように責任を持って育て、たくさん愛情をあげてください。』

この言葉はとても重いです。

動物愛護法の改正で色んなことを考えさせられますね。

親になる責任と最後まで添い遂げる覚悟を持って、愛犬と共にワンダフルライフを楽しみましょう!

ABOUT ME
うっき
犬のパパとして一緒に暮らしてきた経験を元に、犬を初めて迎え入れる方へ向けて、犬に関する様々な情報を発信・共有するブログです。幸せなドッグライフをナビゲーションできるようなサイトにしたいと思い、『わんパパぐらし』を立ち上げました。 我が家の愛犬は2頭のパピチワ(パピヨン×チワワのミックス犬)です。よろしくお願いします。
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